京の一作品
ついに 500系も
引退ラッシュの新幹線です。この前はドクターイエローの引退が発表され、昨日は山陽新幹線区間で "500系" が段階的に車両を減らし引退していく。最後は「さよなら運行」と予想している。新幹線700系電車は、コロナ禍での運転終了であったため大々的になく、前面に「さよなら700系」のステッカーを貼り走り終えている。
デビュー当時は、斬新なデザインで東海道新幹線として活躍していた500系。JR東海がおもしろく思っていないことや指定席を取る上でシステム化の簡素化がしにくいこと、ホームドアを設置する上でそろわないことなどがあり、そうそうにJR西日本へ追いやる。500系にしては、山陽区間の方が本領発揮の300km/h で走行できる。ある意味、正解の運行管理だったと思う。
鉄道界の"コンコルド"
鋭く尖った先頭形状から「鉄道界のコンコルド」と言われることもあり、前衛なデザインはいまでも人気が高い。コンコルドの名前は伊達でなく、室内空間は今までの新幹線に比べて狭い。コスト高である "アルミハニカムパネル" を採用、翼型パンタグラフの開発など努力上でも採算性が良いとは言えない。
コンコルド効果という言葉があるように「引くに引けない」仕様となった。本来の「コンコルド効果」は投資や計画の意味に使われ、株式投資や FX 投資では「損切り」を意味し、計画では「帰還不能点」を意味するらしい。現状が不安定だけに動かすこともできない。時間が経つにつれて悪化していく様。損益分岐点の見定めも大切だが、計画に関して言うと7割も進んだ物事を白紙にされては、関係各所にかかった時間や費用のコストをどのように補填するか? など色々と問題もあるのでコンコルド効果が言いたいこともわかる。
画期的な礎
国内初の 300km/h 営業を実現した車両としての歴史は、JR東日本の「E6系」などに引き継がれる。新幹線の代名詞でもある JR東海では、一車両も300km/h 営業の新幹線は存在しない。夢をくれた 500系が老朽化で引退は寂しいですが京都鉄道博物館へ足を運べば、会えます。
199PUNTO:京の一作品「ついに 500系も-Finally 500 series too」より
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