京の一作品
rainflower
ついに「パリオリンピック」が開会です。さっそく前回の夏季オリンピック開会式と比べてしまう。前回の開会式はなかったことにしよう。終わったものをほじくり返すより反省しよう。
スタジアムの開催から「Paris」全体を使った観光開会式は今までのイメージを一新、コンセプトにブレがないのが素晴らしい。セーヌ川を使う演出も画期的。観光資産を次々と画面上に出していくスタイルに惜しげなく世界的有名人で興味を惹きつける。有名人は鉄板だが、開催場所が街ひとつだからスケールを感じる。夕方から夜になるにつれて天候が「雨」になっていく。雨天の開催は、好まれないがそこはパリ。映えます、雨でも映えます。夜になれば曇天も気にならない。外国の方は、日本人より対防水が強いイメージを再確認。「傘をささないんだなぁ」そして「人間は防水」の名言を残す「光の魔術師:イルコ」さんを思い出した。基本、私も撮影時はカメラ機材が耐えられる雨なら傘をささない派ですが、レンズが曇って撮影不可になる手前で根を上げている。
パリオリンピック開会を見ていただくとわかると思うが、夜の雨は地面の空間にレフ板効果や水鏡で画面を埋める。そして幻想にしてくれる。随所で雨にピントを合わせた映像を捉えてくれるところに「分かっているな」と言葉が漏れた。
天候を味方につけた今回の開会式は、全体的な力と開会式演出の勝利。雨をネガティヴに捉えない文化にも感銘。自然には人間の力など太刀打ちできない。受け入れる文化は、農場国家フランスの一面だろう。
今回の「京の一作品」の "rainflower-向日葵"は、ヒマワリを撮影していたが、途中から雨に主体を変更していく過程の一枚です。
199PUNTO:京の一作品「rainflower-向日葵」より
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